最近のお年寄りはとても若い
医療の発達と食文化が変わり栄養満点の生活のおかげか
80才のお年寄りだってシャキッとしてる
浅田次郎氏がエッセイの中で
現代のお年寄りの年齢に0.8をかけたものが昔の実年齢に近いと
言っていた。
つまり70才なら昔の56才
60才の還暦は48歳。昔で言う働き盛りで一番油の乗っている年齢です
80才だって64才(う~んまだまだ長生きができそうです)
確かにこの8掛けはなかなか当たっている。
還暦なんて言ったら昔は「赤いちゃんちゃんこ」着せられて、棺桶に片足
つっこんだみたいに言われていたような気がしますが
今は定年だって延長で65才。会社でも一番元気だったりして・・
ところがこれが年寄だけの掛け算かと思っていたら
この成人式で「あ~この掛け算20歳の一部の若者にも通じるんだ・・」
と思っちゃいました。
成人式に奇抜の衣装で市長のスピーチの壇上にあがり「くだをまく」若者。
改造車で式場に突っ込んで孫の成人式を楽しみにきた老夫婦をひいてしまう。
会場で生意気だと言って殴り殺す20歳の若者。
この20歳に先ほどの0.8をかけると16才。
やっと高校に入学したぐらいの子供なんです
善も悪もわからず道徳なんてくそくらえ、家にかえれば当たり前のように
ごはんが食べられて、悪いことはすべて他人せい。
20歳成人者の人がすべてこんな人ばかりでは全くないけど。
もう少し
手の届く事や普通にできることばかり見ていないで、
はるか遠くの目標や目的を見て欲しいものです。
志がある人はこんな「つまらないこと」を自慢気にやるはずがないから
今日の読売新聞の編集手帳に谷川俊太郎さんの詩が紹介されていました。
どんな美しい記念の晴れ着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみを大人には
してくれない
なかなか意味深な言葉です
PS まぁ自分もこの時期は似たり寄ったりだったんで(笑)
よくこんな偉そうなこと言えるもんだと思っちゃいましたが
まぁ、大人になると昔の恥を棚にあげて説教できるような
「わざ」が身に着くんですよね~